神話関連(聖書と記紀以外)のウィキペさんの信用のなさは折り紙つき!
以下、ウィキペディア日本語版の『西王母』の記述
現在の西王母のイメージは、道教完成後の理想化された姿である。本来の姿は「天厲五残(疫病と五種類の刑罰)」を司る鬼神であり、『山海経』によると、
「人間の女の顔に獣(虎の類か)の体、蓬髪(乱れた髪)に玉勝(宝玉の頭飾)を付ける。虎の牙を持ち、よく唸る。咆哮は千里にとどろいて、あらゆる生き物をおびえさせ、蛇の尾を振ればたちまち氾濫が起きる。西王母には大黎、小黎、青鳥という三羽の猛禽が従っており、王母の求めに応じて獲物を捕らえ、食事としてささげる。」
という、凄まじい怪物である。
で、下が山海経(平凡社ライブラリー版・高馬三良訳)に出てくる西王母の記述
(西山経三)
西王母はその状(すがた)、人のようで豹の尾、虎の歯でよく嘯き、おどろの髪に玉の勝(かんざし)をのせ、天の厲(わざわい)と五残を司る。
(海内北経)
西王母が几(つくえ)にもたれて勝(かみかざり)と杖をのせている。その南に三羽の青い鳥がいて、西王母のために食物をはこぶ。
(大荒西経)
人あり、勝(かみかざり)を頭にのせ、虎の歯、豹の尾をもち、穴に住む、名は西王母。
・・・というわけで、人面に獣の体じゃなくて、人の体に豹の尻尾と虎の牙です。
崑崙の神が人面虎体だという記述が大荒西経の近い箇所にあるので、これと混同したんでしょうかね?
三羽の鳥は西山経にも『三青鳥』として出てきますが、出てきただけで役割は述べられていません。
大荒西経において三青鳥の名が、大鶩、小鶩、青鳥であることが出てきます。
大黎、小黎ってのは誤字ですかね?
んで蛇の尻尾云々についてはまったくわかりませんでした。少なくとも山海経にそんな記述はないので、別の説話と混同したんだとは思いますが・・・。
出典書いといてくれないとこういうときにややこしいよねー。
んでこれ書くために西王母についてググってみたんですが、ウィキペの引用が出るわ出るわ・・・挙句の果てには『西王母の尻尾が蛇だから竜と関係が云々』みたいな説まで出てくる始末。
ウィキぺさんは罪作りよのお・・・。
というわけで直してきた。あんま綺麗な文章じゃないけど間違いが正せればあとは誰かが適時修正するだろさ。
以下、ウィキペディア日本語版の『西王母』の記述
現在の西王母のイメージは、道教完成後の理想化された姿である。本来の姿は「天厲五残(疫病と五種類の刑罰)」を司る鬼神であり、『山海経』によると、
「人間の女の顔に獣(虎の類か)の体、蓬髪(乱れた髪)に玉勝(宝玉の頭飾)を付ける。虎の牙を持ち、よく唸る。咆哮は千里にとどろいて、あらゆる生き物をおびえさせ、蛇の尾を振ればたちまち氾濫が起きる。西王母には大黎、小黎、青鳥という三羽の猛禽が従っており、王母の求めに応じて獲物を捕らえ、食事としてささげる。」
という、凄まじい怪物である。
で、下が山海経(平凡社ライブラリー版・高馬三良訳)に出てくる西王母の記述
(西山経三)
西王母はその状(すがた)、人のようで豹の尾、虎の歯でよく嘯き、おどろの髪に玉の勝(かんざし)をのせ、天の厲(わざわい)と五残を司る。
(海内北経)
西王母が几(つくえ)にもたれて勝(かみかざり)と杖をのせている。その南に三羽の青い鳥がいて、西王母のために食物をはこぶ。
(大荒西経)
人あり、勝(かみかざり)を頭にのせ、虎の歯、豹の尾をもち、穴に住む、名は西王母。
・・・というわけで、人面に獣の体じゃなくて、人の体に豹の尻尾と虎の牙です。
崑崙の神が人面虎体だという記述が大荒西経の近い箇所にあるので、これと混同したんでしょうかね?
三羽の鳥は西山経にも『三青鳥』として出てきますが、出てきただけで役割は述べられていません。
大荒西経において三青鳥の名が、大鶩、小鶩、青鳥であることが出てきます。
大黎、小黎ってのは誤字ですかね?
んで蛇の尻尾云々についてはまったくわかりませんでした。少なくとも山海経にそんな記述はないので、別の説話と混同したんだとは思いますが・・・。
出典書いといてくれないとこういうときにややこしいよねー。
んでこれ書くために西王母についてググってみたんですが、ウィキペの引用が出るわ出るわ・・・挙句の果てには『西王母の尻尾が蛇だから竜と関係が云々』みたいな説まで出てくる始末。
ウィキぺさんは罪作りよのお・・・。
というわけで直してきた。あんま綺麗な文章じゃないけど間違いが正せればあとは誰かが適時修正するだろさ。
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